秋の医歯薬レース 田辺

日曜日は琵琶湖で秋の医歯薬でした。天気もよく、風も安定して3m/sくらいふいてるという琵琶湖にしてはかなりめぐまれたコンディションで、4レース消化することができました。
しばらくテストどたばたであまり練習状況がかけてなかったのですが、少し先輩や同じくレースに出たプレイヤーのみなさんからアドバイス、意見等を少しでももらいたいと思って書こうとおもいました。
 ヨットレースは4レースもやるとその日のうちに反省したり、どんなレースだったか思い返したりしないと忘れてしまうと思い、いつもその日に思い出せることをかきだしたりするのですが、初スキッパーでの4レース消化でかなり神経を使ったのかその日は爆睡してしまい、1日たってしまい少し内容は薄くなってると思うのですがご了承ください。
 4レースとも上マークは30度設置で、マークうち替えなしで行われました。途中で風が極端に弱まったり強くなることなく、2~4m/sの範囲で細かくブローがあり、30度くらいで安定しているもののやはり細かく左右にふれていたし、またレース海域のエンドに行けば行くほど局所的なヘッダーをくらったり、また左右海面で吹いてる風が結構ちがったりしたという印象がありました。←私はコンパスを積んでないんですべて感覚のはなしですので、もしかしたらトンチンカンなこといってるかもしれないので間違ってたりとか、ここはこうだったとかいうのがあったら教えてください。
 1レース目から4レース目までとおして反省すると、まずスタートはスタートラインをきるときの高さ、低速の面では上々だった。4レース中3レースは誰のブランケにもかからず、第一線できれたと思う。これはクルー時代にしっかり高さを見極めることをしてきたおかげだと思った。しかしポジションどりがあますぎるなと感じた。ラインを流して、ラフしたときのラフ角をたよりに有利サイドを見極めて、そのうえでポジションどりをしているが、刻一刻と変わる風に対応できていなくて、スタートしたときに、あれ?さっきまで上有利じゃなかったっけ?っていうような場面があり、下の艇からのびて前をきられる、といったケースがあって、もっと5分前の風からその後どんな風に風が変化したのかいち早く気づいて、それを予想できてたらもう少しのこり2分をきったときにポジションを変えたりとかできるんかな、と思った。
 
 スタートはどれも上々な割に、上マークでは下から5番目くらいになってたり、真ん中くらいになったたりするのはなぜだろう…いろいろ理由を考えてみた結果、
・ボートスピードがそもそも遅い
・一人になったときに綺麗に走れてない(のぼらせすぎ、くだらせすぎ)
・スキッパーの自分がきょろきょろしていてきっと走りが蛇行してる
・風の振れにきづくのがおそい
・タックでの減速
・走るポジションがわるく他艇の影響下ではしり続けてる
・走りとコースの両立ができておらず走ってるコースがめちゃくちゃ(ヘッダーの中をはしりつづけてるとか)
・藻にひっかかったままレースした(←2レース目はずっとひきづってた)
 
たぶん他にも、風の強弱の変化に対して船をあわせれてなかったり、もっと根本的にチューニングがあってなかったりとか自分の未熟さゆえにいろいろ要因はあるんだろうけどとりあえずぱっと思いついたのをあげてみた。
まず1レース目は単独コースをとることがおおくて、スタート綺麗にきって、みんなが自分のスタンきってタックしていくのをぼーっと眺めて、そのあと左の海面でリフトがはいってきてよしよし、振れもどったらタックしよとか思ってたらなんかなかなかふれもどらず(ふれもどってたのかもしれないが気づいてなかったのかも)みんな右海面にでてるし、いまさら引き返せないとおもってエンドまでいってタックしたら見事にみんな前を通って行って一体いつタックするべきだったんかな、という場面があった。
2レース目はとりあえず単独行動はやめようとおもい今度はある程度近くに艇をおきながら右海面をせめたがなんか艇速がおそくてしかもなぜか思い返せばトップ艇団の風の影響かに常に自分をおいていたきがする…そして上マークまわってクルーにティラーみてもらうと藻がくっついててがんばってとろうとしたがとれずにフィニッシュまで一緒につれてくことになりました苦笑
藻も一因かもしれないけど、あのどんどん落とされていく感覚はどっちかっていうとルーズにブランケにはいっていた気がした。
2レース目までは1年生クルーとの初レースってこともあって、自分しっかりしなきゃっていう責任なのか焦りからか、きょろきょろしてばっかりで気づいたらのぼらせすぎてたりとかみられたので、残りのレースはクルーにある程度周りはたくして自分は走りに集中することにした。
3レース目はスタートはそこまでよろしくなかったが、そのかわりどの艇のブランケにもかからないポジションを保ちつつ走りに集中したおかげで上マークまでは12艇中3.4位くらいでまわれてそっからサイド下でたくさん抜かれて…て感じで、自分の下りの下手さを実感させられた。やっぱりまだ自分はまともに走れていないんだと確信し、無駄にコース引きうんぬんかんぬんをとりあえず忘れて、タックもしすぎないようにして走ろうと決めた4レース目は、スタート上々でフレッシュはしりつつ、艇団の上に自分をつけておきながら自分が下しすぎたりすることがないようにしてすこしカバーだけ意識して走ったら1上は1位で回れた。その後サイドでかなり追いつかれて、やはりランニングで抜かされてこれまた心おられた。普段の練習ではまだまだ下りのポジションどりとか、しっかり下せるタイミング、上らせあいに参加するべきか否か、とか考えれてないところ、練習できてないところが浮き彫りになるレースだった。
琵琶湖勢には同じ学年のスキッパーがいるけどみんな自分より上手だと感じたし、自分も甘ったれたこといってられないし、もっともって一回一回の練習で積めていくとこ、意識して走らなきゃなと思いました。
 
自分の反省も、良かったと思えるところもできるいいレース経験だったと思うし、この時期に自分のクルーにレースを経験してもらえたことがなにより大きな収穫だったと思う。レースでしか経験できないこととか、普段の練習と全然ちがうところ、レース特有の緊張感とかいかにミスのリカバリーが重要か、タック1つで差がつくかとかわかってもらえてたらでてよかったと思う。
まだ夏終わりからしかがっつり乗せれてないのに基本動作はかなり成長したし、そのほかの報告とかも身に付きはじめてるのではないかと思います。今週はOB戦なのでそれに生かせるようにしっかり反省して頑張ろう!
今回はまーちゃんとフルでレースでたけど、まーちゃんが得た知識は他の今回レースにいかなかった1年生にもぜひ共有してもらいたいです。

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コメント: 4
  • #1

    かほ (水曜日, 21 10月 2015 21:46)

    ありぴー更新ありがとう!
    私は2レースずつスキッパー、クルーででました。スキッパーとしては初レースでしたが、同回生と出たので、周りの状況、コース引きが気になりすぎることもなく、自分の役割に集中できました。でも、全然いい順位は取れなくて、他大さんの同回生を見てすごく焦りました。反省点をいくつか書いておきます。
    艇速の差
    角度が定まっていないのか、走りでどんどん置いていかれる。振れに対応できてないのもある。気づくのが遅く、ティラーの動きが大きくなってしまう。テルテール、パワー感にもっと敏感になれるように。
    風の割りに、上らせすぎてた。周りの艇に角度合わせたら、ましになったので、1艇で走ってても、ベストVMGが分かるように
    下り
    周り、角度を見るばかりで、メインに意識がいってなかった。引けてない時が多かったと思う。
    下りの駆け引きは全然知識も、経験も足りてなかった。上突破してくる艇にどう対応するのか、マークの位置を考えて、どこでインを取りに行くのか
    動作
    動作自体というよりも、その前後で走りが乱れすぎ。下マーク回航で先回っても、その後下りすぎてて抜かれることがありました。動作前後は特に、角度、メイン確認する
    スタート
    3レース目、混んでるところからスタートして、完全に出遅れてしまい、その後もリカバリーできなかった。本当にそこから出れるのか、クルーの時考えてた事を思い出す。ミスをしても落ち着いて走る、早くフレッシュ走れるところへ行くコース引き
    今回はでっしーと出ましたが、OB戦は1年生とも出ます。デビュー戦、緊張すると思うけど、一緒に頑張ろう(^o^)

  • #2

    曲谷 (木曜日, 22 10月 2015 01:25)

    一年生のこの時期にレースに出れて良かったです。
    練習1つにしても何に目を向ければよいかを具体的に考えて動けるようになるきっかけになったと思います。
    練習ではなく、レースでしか得られないものがあったので、そのことについてと反省、まとめを書きます。


    ・タック、ジャイブ、ラフ、ベアなどの基本動作
    タック後の減速を感じる場面が何回もあった。
    また、ジャイブ時に船が揺れていた
    風がそれほど吹いていないためより繊細な動きを心がけるべきだと思った。
    ラフ、ベアについては船の回転にあわせてジブをあわせること、
    風が弱ければラフの時にはしっかりヒールをいれることを意識して今後も練習したい。
    ・報告
    特に今回初めてレースにでて感じたのが、報告の重要性だった。
    普段の練習ではどちらかというと動作がしっかりできるように意識していて必要最小限の報告しかしていなかったのだとわかった。
    ブロー、ラル、マークの位置、波の様子はあらかた普段の練習でも報告できるようになってきていたと思うが、
    他艇との関係(ミート艇、スタボ艇、タックしたら前を切れるか、反対海面にいった艇団はどうか、競っている艇の角度や位置)についてははるかに細かく報告する必要性、緊張感を感じた。
    そして、普段以上にスキッパーが走りに集中できるようクルーが目となって報告しなければならないと思った。
    1.2レース目はそれほど報告ができておらずスキッパーにキョロキョロさせてしまっていて
    3.4レース目ではある程度任せてもらい、集中してもらえるよう報告したつもりだが、
    それでもまだまだ少ないと思う。
    どの情報がいるか、いらないかはまだわかっていないところも多いので
    とりあえずは気付いたことを積極的に報告しようと思う。
    また、自分が周りをみているとジブのテルテールがあっていなかったり、ヒール感覚が鈍くなって注意された場面も何度もあった。
    これも普段から報告するために周りをみる習慣がなかったからだと思うし、その意味でも報告は本当に重要だと思う。
    ・コースについて
    引くコースによって順位が変動するということ。
    これはレースにでて初めて身をもって感じたことです。
    まだまだコース引きについては無知な状態ですが
    今回のレースを振り返ってみてどんな状況でどんなコースを引いたときによかったのか
    それはなぜなのか?
    どういう走りをすれば上手くいくのかについてを
    基礎的な部分から考える必要があると思うし
    先輩から多くを学びたいと思います。
    ・藻、海面
    琵琶湖は藻が多いが特にラルにあったように思う。
    海面はブローが局所にある感じだった。
    海面を見るのは難しいなと感じた。ブローがあると思ってその方向にいっても、反対海面の艇が伸びていたこともあった。
    470のスタートやどっち海面にいってる艇が多いかなども参考にするようアドバイスを受けた。
    練習でもしっかりと予測を立ててもしそれほど伸びなかったら反対海面との違いもみる。
    ・天気
    天気と風との関係をある程度予測を立ててみることも必要だと思った。
    今回のレースはただただ対応していただけ感があったと思うが、
    予測を立ててみることをすることでまた違うと思うので教えてもらいつつ予測をたてていきたい。

    その他反省、気付いたこと等ありますがとりあえず大まかに書きました。
    OB戦ではレースで感じたこと、学んだことを活かせるようがんばります!

    あと、普段どんなことを意識して乗ってますか??
    先輩方、同期の一回生にも聞きたいです(^^)

  • #3

    ありぴ (金曜日, 23 10月 2015 00:53)

    かほ、コメントありがとう!
    今回のレースは私も強く、下りの駆け引きの難しさを感じました。
    上サイド、サイド下で何艇に抜かれたかわからんってくらい抜かれて、その抜かれ方が、自分がしっかり下していこうとすると上突破されたり、上らせたときは相手にしっかり下されてぬかされたり…

    きっとそのときの風に応じて上らせるかいなかの判断ができていないんだなってことと、まだランニング中の風軸、どっちにブローがふれてるのかがわかっていないんだと思いました。
    その辺今後練習でしっかり考えなきゃなーって思った!

    まーちゃん、しっかり反省してくれてありがとう!
    すごい細かいところまで覚えてくれてて助かります。
    ラルに藻が多かったっていうのもいい考察だとおもう。ラルは風が弱いぶん、水流も滞ってることがおおくて、ごみとか藻とかがたまりやすいんだとおもう。だからやっぱよけれるならよけたいよね!

    何回かアンヒールとか注意したと思うけど、クルーはまわりみたり、コース考えたり、ヒールトリムしたりとか実はすごくマルチタスク要素が求められてて、そうするとどれかがおろそかになりがちだよね。
    ゆーいちによく言われてたのは、自分がやるべき要素を、たとえば、3つに絞ったとして(ヒール、ジブ、ブローみたいに)それを何周も何周もチェックし続けると、いつかは無意識にそのサイクルができるようになるって言われてたよ。
    意識しないでヒールとかはできるようになるのがベストかもしれないけど、まずは意識しないでできるようにはなれないからね!あたしも慣れるまでずっと意識してた気がする。
    OB戦は今回意識したことを念頭に、報告とかも意識して臨めたらいいとおもうよ!頑張ろう!

  • #4

    まりお (水曜日, 28 10月 2015 22:02)

    とてもいいペアですね。
    医歯薬お疲れ様。

    アドバイスを何個か。

    ありぴーについてはスタート前の振れ。
    これは「何度かコンパスで確認して気づく」というより
    「振れた瞬間に気づいている」艇の方が多いと思う。
    少なくともクロスより風上に向けて待機している状況ならば、敏感に風の振れを意識できるようにしておくこと。
    細かく艇速をコントロールして待機しているのであれば、落ち着いていたら振れにはすぐ気づくはず。

    まがりんについてはよく洞察してあって、とても頑張っていると思う。感心。
    遅れをとっているスキッパーを速くするクルーのテクニックをいくつか教えます。
    ①他艇に対する角度・速さを報告すること。角度が良い時、艇速が良い時もきちんと報告してスキッパーのベストVMGを引き出す。
    ②クルーなりに艇速の減速を意識する。風が落ちた瞬間にジブを出す、スキッパーがトリム遅れた瞬間に気づいて体重移動する。遅れた瞬間にキチンと気づいてカバーすることが大切。
    ③船自体を速くできる知識を持つ。コントロールロープを細かく調節し、ジブトリムについてはスキッパーに任せない。スキッパーが気づかないレベルのトリムまでやれてたらかっこいいね。

    OB戦見てたけど、ありぴーは速くなるね。ポジションに対する意識は頭一つ出ていました。
    健闘を祈ります。