まりおです。
俺の気まぐれに付き合ってくれただっちとのとのメールの内容。
似たようなラインは5人くらいに送りましたが、圧倒的に優秀で、感心したので載せます。
先輩の無茶振りへの対応も二重丸です。笑
まりおのアホな受け答えは気にしなくていいので、だっちの文は必ず読んでください。
クルーの知識レベルは学年問わず、同じレベルであることが理想です。
差を感じたら焦ること。わからないことがあったら質問すること(野田先輩に)
〜山田〜
先輩の暇つぶしに付き合ってもらおうかな。笑
問題。
あなたは医歯薬(琵琶湖)のレースでクルーで出ています。
スタートはそこそこでしたが、すぐホープレスに入りそうになったので即タックしました。
今はフレッシュを走れています。おおよそ右海面の艇団にいます。全体的にブローはよくわかりません。
今突然風が右に振れました。
さてどうする?
振れ加減も任せます。
〜野田〜
右の艇団の上ポジションにいるなら下艇に抜かれるピンチなので、下艇の様子を伺って、下艇がゲイン確定させてこようとタックしたら確定させないために逃げます。下艇がタックするまではしないかなと思います。タックしそうってなったら、次に左にヘッダーが入ったときに備えて右艇団の下につけるために右艇団のなかでは可能な限り早めにタックして下受けます。
右艇団の下にいるなら上艇に対してどれくらいゲインをとったか、上艇の前をきれるか、まず艇の位置関係を確認、すぐにタックするかは微妙で、数秒耐えてまだヘッダーが入るか確認して、十分下振れしたと思ったらタックします。ただ上にコースエンド付近ならオーバーセイルしないために右振れしたらすぐタックするかもしれません。コースのどの辺にいるか、ロングの加減とかにもよります。
そのあとは状況次第ですが、基本にもどってロング、フレッシュ、基本下受け、をまもりながらはしります。風がわからないなら特に。リーバウうったりしながやちょっとずつ順位あげてきます。
〜山田〜
正直、俺よりだっちの方がよく考えてるわ。笑
俺は考えずに粘ってポートを伸ばしてしまうんよ。
スキッパーになってからタクティクス考えるようになったから、艇団の中で勝ちに行くくせがついてないんかな(u_u)
あえて追加で言うなら、振れが海面のどの範囲で起きてるのかはクルーに見てもらうかな。
あとは振れが怖いから遠くからレイライン乗せないようにクルーに注意する。タックするならミートする船が増えてくると思うから、下の船をチェックしながら、時に下らせて下受けさせないようにするとか。海面の中央に行く場合は特に振れとかブローに注意して、今後はどっちに伸ばしたいか考えるくらいかな。
〜野田〜
そうですね、僕もレイラインは絶対に長くはしらない、レイラインと思われるところに早々と近づきすぎないようにしてます。少なくとも普段練習のショートラウンドでやってる以上の長さのレイは走らないです。あとでブログにコメントでも書こうとおもってるんですが、和大もレイラインにはあえて足りないくらいで一回マークに近づくように走ってる印象があります。そうすればどっちにふれても対応できると思ってます。あと、ポートアプローチっていっても何も遠い左海面からいく必要はなく、真のレイラインと思われるとこのちょっと左寄りをはしって最後に乗せるためにちょろっとポートをはしるって程度でいいかなとおもってます。そっちの方がレイライン上のスタボ艇団の間に入れると思った場所に確実に入れますし、右に振れたらレイを長くはしった船がオーバーしてインつけるし、左にふれたとしても、レイにすでにのってる上艇にはゲインとれるわけですし…っていうので、去年の西医体終わってからはレイはそれを意識してます。銀河最速でも、メイレでも1上までは良かったし、上マーク付近で大きく順位を落とすことはなくなった、むしろ上げれるようになったんで、上マークアプローチに関してはこれでいいかなと今んとこ思ってます。
あとタック後のミートに関しては、自分がタックしてポートをはしるときは特に注意してます。左海面はしってて、左に振って、自分が上艇に対してゲインとったとしても、タックしたらスタボでおさえられるので。あとは、上の先行してる艇団のブランケに注意してタックします。ポートで前切れる船にはバウ切って、限界までゲイン確定して、ミートするスタボ艇にはリーバウうちます。それでリーバウ成功すれば、右行きたいのであればもっかいタック、次にまたミートするスタボ艇に対してもっかいリーバウって繰り返しながら右海面にちょっとずつ順位上げながら向かいます。前の第4レースはそれをやってました。
左に行きたいのであればゲイン確定のためポートはしってからもっかいタックしてスタボでルーズカバーするかなと思います。
〜山田〜
素晴らしい。
俺からはもう言うことないです。
あえてコメントするなら、ポートアプローチでも失敗することはあるよ(・_・;
コメディカルで艇団の壁ができると、間も抜けられない時ある。必ずでかい艇団とはぶつからないことを確認しながらの方がいいよ!
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はるか (月曜日, 01 6月 2015 01:46)
レイライン長くしないのは今回のケースに限らずどんなときも。
だっちの、右海面行きたいなら後ろ通ってでも右行く選択肢はないん?笑
1艇ずつリーバウで潰してから右海面行くの大変やろ笑 右にでるまでかかる時間とタック回数
どなたかチェックお願いします。(基本的に要素を振れと他艇だけに絞って考えています)
0 確認していること、確認すること
その日のおおよその風軸 ex 230〜240
上マークの位置 ex 245
同じ艇団内の上下艇(高さ、スタボ/ポート)
振れによるゲインの程度(下艇にタックされたらやられるか、自艇がタックすれば上艇の前通れるか)
振れの程度(風軸は予想していたおおよその範囲内なのか、また自艇コンパスはex 290以上を示しているか以下を示しているか)
振れの性状(ジワジワかバンッか)
他に、もちろんブロー、左艇団等
1 絶対かつ迅速にタックする場合
・下にイーブンでがっつり競っている船がいた場合、ヘッダーの瞬間、相手艇より早くタックをする選択肢。ホープレスや下艇に先にタックされるのは嫌。下艇との走りに耐えられる小さな振れであればそこまで急いでタックはしない。
・同様に艇団の左側に自艇がいた場合。下に競っているような船が複数艇居た場合も早くタックしたい。
・予想範囲外の大きな振れであれば即タックの選択肢。まずマークに近づく角度で走りたい、右に伸ばし続けるほどマークからは離れる。また、振れが大きければ大きいほど下艇、左艇団に対してはゲインできており、ゲイン確定させたい。常に振れ戻る可能性を意識、やったー!ではなくその日のおおまかな風軸を冷静に思い出す。同様に下艇よりも早くタックする選択肢。ホープレスや下艇に先にタックされるのは嫌。
・上マーク付近。オーバーセールは絶対に嫌。上マーク確認しておき、ヘッダー後、振れ幅にもよるがタック(レイライン)かどうかの判断。
1' 自艇タック後
・さらに右に振れれば、タックせずに右に伸ばし続けた船はさらなるゲインだが、その分それらの艇団はオーバーセールのリスクも。
・自艇と同じようにタックを返した船とはその後また競ることに。
・振れ戻れば、自艇はゲイン確定させておいて良かったと安心。タックせずに右に伸ばし続けた船は残念でしたで賞。
2 すぐにはタックせずに一旦考える場合(主に1以外)
・まずヘッダーでも振れ幅小さく許容範囲内のヘッダー、つまりヘッダーとはいえまだタックしない方が角度がよいのであればとりあえずは(他艇うんぬんを抜きにすれば)タックしなくてもいい判断。
・下にイーブンでがっつり競っていた船もおらず上艇に対してゲインしている場合。艇団内ではバウを出せている場合。あくまで一旦考えるだけでこの場合でも右に伸ばし続けたくはない。どこかで一度中に入りたい意識。(そのまま右に振れ続ける可能性はどのくらいか、その日の風を考え判断、ゲイン得たなかでさらに右に伸ばすメリットとは)
(・右海面にどうしても拾いたいブローがある場合。拾ってからタック。)
(・たとえ角度悪くてもどうしてもポートを消費しておきたい場合。)
まりお (木曜日, 25 6月 2015 00:16)
タクティクスは難しいね。
振れやブローの強弱より・・・
振れの範囲がどの程度なのか、ブローの範囲はどこまでなのか。
これらを考えつつ、同じ艇団内で順位を上げていけないのが和医大の弱点かな。
そのためのリーバウ(ゲインで前を通れなくても)、そのためのタックの技術向上が大事になってくるね。
あの速い京都大学さんはコンパス持ってなかったと思うし、
和医大はむしろ同じ艇団内・同じ艇速同士の勝負に慣れてないように思う。