ショッコーの話とスタートの話

前回のクルーミーティングはすごいタメになったようだね。

同じクルーとしての立場で話す方が刺激し合えるので、練習効率もやる気もアップする、

そして何よりも楽しいセーリングにつながると思います。

幹部の子はどんどん積極的にそういう場をつくってあげて下さい！

ありぴーの艇の改良という項目に刺激されて、わけわからん写真を載せてしまいました。

艇の改良は大なり小なり必要なはずで、逆に改良に失敗することで先輩達の艤装の工夫が見えてきて、プレイの向上にもつながると思います。セーリング中に改善したいことがあったら、曖昧なことでも積極的にいろんな先輩に相談してみて下さい。また470はスナイプに、スナイプは470に聞いてみると新しいことがどんどん見えてくると思います。俺もこの前フットベルトについて色々教えてもらったところです。その節はありがとう。

ところでわけわからん写真についてですが、ショッコーと滑車の使い方についてです。

ピンクがショッコーで×は結び目（固定）だと思って下さい。

基本的に力学になるけど、滑車はショッコーを使う場面でも活躍します。

生物選択なので物理はよくわからんけど、kXを使って説明してみます。間違ってたら教えてください＾＾笑

何故か一番下から説明します。

ショッコーのばね？係数k　と　ショッコーの伸びる長さ　X　として書いてみました。

一番下の図：そのままダイレクトにつながっているので

　ショッコーのもつ力そのままk　×　シートを引く長さ（＝ショッコーが伸びる距離）X　＝kX

下から２番目の図：滑車を一つ用いるので

　ショッコーが軽くなる　1/2 k　×　シートを引く長さは二倍　2X　＝kX

下から３番目の図：滑車を二つ用いるので

　ショッコーが軽くなる　1/3 k　×　シートを引く長さは三倍　3X　＝kX

上の式を参考にそれぞれのメリット・デメリットを考えると・・・

1⃣滑車を使わない場合

ショッコーのバネ定数がそのまま効くのでショッコーの力が直接強く効く。

しかし、シートを引いた分だけショッコーが伸びてしまうので、シートの引き始めはショッコーの効きが弱いために柔らかく、引き過ぎるとショッコーの効きが強いために固くなる、といった引く量による力のばらつきが生じてしまうといったデメリットがある。

2⃣滑車を使う場合

ショッコーのバネ定数が滑車の原理で弱まる為に、ショッコーの効きが弱くなってしまう。

しかし、シートを多く引いてもショッコーはそれに比例せずに徐々にゆっくり伸びていくので、長いシートを引く場合においても、シートにかかるショッコーの効き方を引き始めから引き終わりまでより均等に

効かせることができるというメリットがある。

従ってスピンハリヤードのように長いシートの場合や、跳ね上がり防止のショッコーのように一定の力で効いて欲しい場合に470では滑車を使っています。

当たり前な感じですが、一応まとめてみました＾＾

あとスタートの待機方法ですが２点で迷っています。

1⃣フラットがいいのかアンヒール気味がいいのか？

→フラットの方が流れなさそうですが、アンヒールの方がコントロールしやすい気がします。

2⃣ブームはセンタリングに近づけたほういいのか？

→ブームセンタリングのほうが流れないそうですが・・・上ってバウを出したい時の為にメインシートに余力を残しておきたい＋リーチが開いていたほうが加速しやすい（470トラベラーはガチ引き）気がする。の二点で出し気味にしている。

いろいろ難しいっすね・・・。

５回生　まりお