4月26日、27日 

 こんばんは!2回生の岸本華歩です。

あずあずさんも書いてくださってましたが、今週の日曜日はマリーナのレースがありました!

土曜日の練習のことも含めて、反省点などなど書いていきたいと思います。

 土曜日は、日曜日のレースに向けてラウンディングの練習をしました。風はなかなかに強くて、オンデッキからフルハイクぐらいでした。ラウンディングでは、いつも以上に他艇との距離が近いので、位置関係を正確に把握して、前を通れるのか、自艇がタックしたらどうなるのか考えることが大切だと思うのですが、なかなか自分で判断できませんでした。自分の感覚に自信がなくて、ほとんどの判断をはるかさんに頼ってしまっていました。経験を積んで感覚を磨くしかないですよね、、普段からもっと意識して乗ってみようと思います。それと、強風になると一つ一つの動作に余裕がなくなってしまいます。タックの精度も悪いし、まだまだ成長できるところはたくさんあると思います。マリーナのレースもまだ何回かあるので、それぞれのレースを区切りにしっかりと目標をたてていきたいです。

 日曜日のレースは、1レース目はフルハイクぐらいで、2レース目はオーバーパワーでした。ちゃんとレースにでるのは初めてだったのでかなり緊張してたんですけど、何とか無事終わって良かったです笑レースでは、風が強かったのもあって周りにミートしそうな艇はいないかとか、ヒールをつぶすとかで必死で、他艇の状況を見てタックポイントを決めたりとかはできませんでした。次のレースでは、自分で考えてタックできるようにコース引きの勉強もしていこうと思います。

また、この2日間の練習を通して、トラブルに対処する力が全然ないなぁと思いました。スピンシートが艇の下に回ってしまっている、ジブが一周ねじれている、など落ち着いて考えればすぐに直せるのに、あたふたしてしまって冷静な判断ができていませんでした。レース中にトラブルと、どうしてもあせってしまうけれど、そういう時こそ落ち着いて考えた方が早いということを今回のレースで学べたので、よかったかなと思います。

 

 最後に、先週の整備でスプレッダーを直して、ちょっと気になったので色々調べたことを書いておきます。スプレッダーに関して調整できるところは、長さとディフレクション(開き角度)です。大まかにまとめると、横方向のベンド量を調整するために長さを調整し、縦方向のベンド量を調整するためにディフレクションを調整します。スプレッダーが長いと、サイドベンドが抑えられるためリグが安定するけれど、強風時にパワーダウンできずヒールしやすくなります。逆に、短すぎると、マストトップが風下へ、マスト中央が風上へとベンドします。そのため、メインは浅くなり、ジブはサギングしてしまい、上り角が悪くなりますが、サイドベンドしやすくなって早めに風を逃がしてくれるので長い時に比べてオーバーパワーになりにくいです。なので、体重の重いペアは長く、軽いペアは短くというのが一般的です。

 また、ディフレクションについて言えば、スプレッダーが閉じることによってマストベンド量が増加していきます。このマストベンドの増加をどこで止めるのかというのがディフレクションの管理です。例えば、メインセールはある程度のマストベンドを見越してデザインされていますが、そのデザインの想定を超えるマストベンドが発生すると、過度のスピードリンクルが出来て、揚力を生み出すには非効率的なシェイプになります。こうなった場合、開き角度を広くすることで改善できます。…などなどスプレッダー一つをとっても、色々考えることはあるんですね。。改めてヨットの奥深さを感じますね!

 調べたことを自分なりにまとめてみたのですが……間違ったこと書いてたら教えてください笑

コメントをお書きください

コメント: 5
  • #1

    まりお (火曜日, 29 4月 2014)

    かほてぃー素晴らしい。笑

    思いもかけないトラブルは残念ながら、本番で必ず生じます。
    練習の時から常にトラブルを意識して訓練するといいかな。
    トラブル解消で一番重要なのはスキッパーとのコミュニケーションだ!というのが最近のマイブームです。
    「トラブルを早く直す」ことよりも「スピードに影響がないように直す」ことが重要なんじゃないかなと。その点で言えば艇速もトラブルの対処もコンビネーションが重要になるような気がします。

    スプレッダーは3回生以上ならば、当然どのように影響するのか知ってて欲しいですね。
    最近ちょっと思っているのはジブのラフワイヤーの角度が上り角に影響しているような気もしてます。たぶん。笑

  • #2

    あずさ (火曜日, 29 4月 2014 09:39)

    4185もこないだスプレッダーいじりました。
    ほんの少しの変化で数値の面だけでも、なにからなにまで変わりますよね>_<

    クルーはどうしてもそのへんスキッパーに頼りがちになってしまうけど、頑張って勉強してセッティング面でもスキッパーに物申せる程度になろう!(笑)

  • #3

    MiLi (火曜日, 29 4月 2014 10:34)

    わたしも始めてのレースで反省することがいっぱいでした。

    スタート直後にごちゃるっていうのも実感したし、レース中にやるべきことの多さを改めて感じて、やることリストを作って常にそれを確認することが大切だと思いました。

    今年はまた模擬レースもあるので、それまでに少しでも成長できるように…。

  • #4

    ゆーいち (火曜日, 29 4月 2014 21:27)

    レースお疲れ様です。
    ミートに対するこだわりを持ったのはいい所だと思います。
    ただレースに対する分析がまだまだ少ないと思います。ちゃんと遠くの艇まで観てる? 笑
    近くの艇はスキッパーにとっても観えるんやからそこの情報だけじゃなくてクルーとしてでしか観えんとこまでしっかり注意しましょう。遠くの艇を観る延長線上に近くの艇を観ることを意識して下さい。
    せっかくのレース練なんで普段の練習で出来る事よりレース練で得れる物を最大限に得れるように今後のレース頑張って下さい。普段の動きは出来て当然のものとしてやけど 笑

    スプレッターの話はかなり難しい話で実際に調節しまくったらわかるけど、上手く理想の数値を出すのはかなりしんどいです。まぁ理想値が出んでも速くなれば基本的にはいいんやけどね 笑
    なんにしてもスキッパーがスプレッターを調節したりチューニングをいじってる時はどういう艇を作ろうとしてチューニングしているのかをクルーとしてしっかり把握しましょう。目的意識をはっきりしとかんとチューニングは考えることが出来ません。
    いつも通り伝わりづらい文章でごめんね〜 笑
    あと今度スピードリンクルって何か教えて〜( ̄▽ ̄)

  • #5

    はるか (火曜日, 29 4月 2014 23:35)

    かほちゃん土日お疲れ様でした、次一緒に乗るまで少し時間があきますね。5/7とかになると思います、すまん!土日の内容をしっかり思い出し、今後の課題、チャレンジ事項を練り、把握さえすれば、1週間くらいはあたまからヨットのこと排除してもいいかもしれません笑 それくらい頑張ったと思います、お疲れ様です。

    書かれていないことで
    ・トラッピーズのフックかけ
    ・ガイアップ
    ・リーチング
    ・サイドジャイブ
    ・スピンダウン
    ・船を揺らさない
    ・相手艇への声かけ
    ・体幹
    など、まだ基本的なところに問題を感じました。目標設定時に考慮してください。これらはレースうんぬんではなく、それより前段階のはなしですよ\(^o^)/

    それにしても、良い日誌だと思います。スキッパーとして誇りに思います。笑
    練習やレースやって、疲れたとか大変だったとか、悔しいで終わりではなく、曖昧さを除きどのクルーよりも詳しく課題を洗い出し、どのクルーよりも前進して欲しい、どのクルーよりも1歩の幅を広くして欲しい笑 っていう自分のクルーへの期待。まあ、そのためにもこのブログを活用して欲しいんです、書くってなったらそれなりに思い出していろいろ反省しなくちゃいけないし、ヨットについて考える時間もきっと長くなると思いますよ!書かされているっていうより、なんと言っても自分のためです(^^)書いてないですけど自分なりに振り返って頭で整理できています、なんて言ってるやつは怪しい。笑 なにより時間がもったいない、せっかく乗ってるのに。クルーに言うからには自分もやらなくてはいけないしね( ̄▽ ̄)頑張ろう!また1週間、1ヶ月ごとの目標設定とか、いろいろ作戦会議しようぜー

    このブログ日誌以外にノートはつけていますか?そちらはポイントを箇条書にするといいかもしれません、文章だと、文章のなかにポイントが埋もれてしまって、どこが重要かパッと見わかりにくいです

    1レース目は、2カミのオーバーセール。僕の判断ミスです。ポートアプローチからのレイライン、タック判断をスタボ艇の角度に依存しすぎました。あれで2つ順位を落としました。とりあえずは自艇のタック角、カミマークの位置でタック位置を決めるべきでした、特に競っているわけでもなく、周りとの間隔も空いてたし。

    2レース目は、1シモまでは順調でしたね、そこからのスピンダウン、ラフ、タックでトラブルが相次ぎ、順位を大きく落としました。コース取り以前のはなしです、残念やったなー、体力筋力、集中力。

    レース中、いかにそのときだせるMAXスピードにまで自艇をもっていけるか、そのスピードに近づけるか、だからあんまりスキッパーにキョロキョロさせないで笑 まあこのはなしは何回もしたね、コース引き期待してます(^^)

    送ったWebページには暇な時、気が向いたら目通してみてください\(^o^)/

    ヨットのことであたまパンパンになってもツラいんで息抜きもしてや!笑

    お疲れ様!