講習会

4回生 中西 靖佳です。

同志社ウイークに参加すべく琵琶湖にきています。

朝10時前に和歌山をでたのに、すごい渋滞で着いたのは14時前でした。

今日は午後から講習会がありました~。

470級世界チャンピオンで、日本セーリング連盟の国際委員長も務めていらっしゃる

堤 智章さんがお話してくださいました。

せっかく講習を受けるので、何かためになる話があればみんなで共有したいなーと思ったんですが、、

講演の内容は東京オリンピックを目指すにあたって、というかなりスケールの大きな話だったので、優一と2人で他人事のように聞いていてあまり報告できることもありません。笑

もし興味があれば私か優一に聞いてください。笑

講演終了後、質疑応答の時間があったので、そのときの内容だけでも書いておきます。

 

Q、どうすれば世界一のセーラーになれるんですか。

A、とにかく上り角をつけること。そうしないと絶対に前には出れない。そのためにどうすればいいか。とにかくセールをめいっぱい引き込むこと。大事なのはジブセール。ジブを限界までひき切れるようなセッティングに。そしてマストの立ち具合やリーダーでリーチの調節も。セールを出すことは、アップレグであろうとフリーであろうとありえない。ブローをつかんだら、それをすべて船の推進力か角度に変えないと。

あとはマークタクティクス。マークまで20艇身のエリアに入ってからの戦略、自分を有利なポジションにおく。ショートコースでのレース練習をやりまくって身につけろ。

 

Q、堤さんがクルーに求めることはなんですか。

A、船に対して、クルーとスキッパーが同じ意識を持つこと。「理解のメカニズム」を言葉で書き、クルーとスキッパーが同じ方法で理解し、同じ知識量を持っていないといけない。それには、感じて(今ヒールしている)、気づいて(オーバーパワーだからヒールしているんだ、リーチがきつすぎるんだ)、理解する(メインをだそう、バングをぬこう)という3つのステップが大事で、ひたすらこれを繰り返せば速くなる。今なにが起こっているのかをお互いが理解し、それについて話し合う。とにかくコミュニケーションをとることが必要。2人で船の上でいっぱい話すこと。

 

Q,どのような練習メニューをしていましたか。

A,当時は確立された練習メニューなどというものはなかった。常に自分の目指している先を意識し、そこに到達するためにはどうすればいいのか、常にイメージする。インカレで優勝したいのならば、インカレで優勝した人と一緒に練習し、そのレベルを知らなければならない。

 

Q,レースで緊張しないためにはどうすればいいですか。

A、人間はできないことをやろうとするときに緊張する。ならば、できないことはやらなければいい。どんなレースであろうと、常にルーティーンワークを。レース海面に着いたらまず何をする、2分前にはポジション取りをする、など、決めたことをいつも通りにすれば緊張しない。

 

Q、470のクルーをやっているのですが、身長が171cmしかありません。僕はレースで勝ちたいのですが、そんな僕でも勝てるにはどうすればいいですか。

A、まずどのレースで勝ちたいのか決めたほうがいい。インカレぐらいだったら、ペアの体重さえ135kgにそろえればそれぐらいの身長でも問題ない。それ以上のレースとなると、180cmはないと厳しい。けれど大事なのは、ペアの体重が軽いなら、それはそれで軽風のときにだれよりも速く走れればそれでいいということ。

 

、、といったかんじで、またこれもレベルの高い話が多かったので、身近そうな話題に絞って書きましたが、情報を取捨選択してください。笑

 

とりあえず、もっとクルーとスキッパーが話をしないといけないですね。1年生、船の上で先輩にいっぱい質問してますか?

今日堤さんも言ってはりましたが、質問しないと速くなりません。自己流で考えてやってもいいのは感覚の世界だけ、だそうです。

どんなことでもいいから、毎回の練習でいっぱい質問するようにしてください!なんでやろう、って思うことはめっちゃあるはず。

 

とりあえず明日からのレースは、スナイプのエントリーは60艇以上あるようなので、ぶつけないようにがんばれたらいいかなぁと思います。笑

 

以上、ネカフェからの更新でした。

また明日元気があればレースの報告します。

みんな和歌山で練習がんばってね!

 

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コメント: 2
  • #1

    はるか (月曜日, 24 3月 2014 20:22)

    オリンピックについては、またおいおい聞くこととして…。笑

    にしてもアツいですね!こんなきっちりレポートしてくれるなんて。ありがとうございます!こういうの読むとモチベーションあがります

    まずは練習メニュー、練習時間の少ない医学部クラブではいかに効率良く練習できるかがカギですよね。中身の濃い練習を目指していますが、まだまだな気がします。和大さんに混ざっていかないと、と思いますが、現時点ではそこまでな状況です。和大の平田くんには積極的に質問させて頂いて、疑問点は貯めずにその都度解消していっています。これはよい一歩だと言えると思いますが

    ペア135キロ…。うーん、うちの470はペア120キロを目標にしています。やはり、軽風ペア、強風ペアで分けざるを得ないのでしょうか笑 1日5食作戦遂行を試みるも、女の子の反発を受け、断念

    あとは、やっぱりコミュニケーションですね、下級生には遠慮せずに積極的に主張、質問して欲しいです。また、それが可能な知識を身につけて欲しい。練習後のミーティングのカタチを確立するのはキャプテン任期中に終えたい仕事のひとつです

    同志社ウィークお疲れ様です!!

  • #2

    sek stel (火曜日, 31 10月 2017 20:36)

    dobiegawszy